視力について
わたしたちはよく「視力が1.5だから目が良い」「視力が0.8から0.5に下がった」などと言ったりします。
子供の頃には学校で、そして大人になってからは運転免許証を取得・更新する際など、誰でもがこれまでに何度も視力を測った経験を持っていることでしょう。この「視力」とは一体どういうものなのでしょうか。
視力とは、物の形を見分けたり、離れた2つの物体を別の物として認識する能力のことをいいます。視力は機械で測定することもできますが、わたしたちにとって最もなじみが深いのは大小の「C」のマークや文字などが並んだ表を片目ずつ読んでいくという方法でしょう。
この「C」のマークは「ランドルト環」と呼ばれる世界共通のもので、20世紀初頭からすでに視力の測定に使われていました。そして、定められた大きさで表示されている環を5m、または3mの位置から見て、どの大きさのものまでが見分けられたかによって、視力が決定されることになります。
視力は0.5、1.0などといった数値で表しますが、最近では1.0以上の視力があればA、0.3未満であればDというように4段階に分けたアルファベットで表すことも少なくありません。
一般的には1.0以上の視力が正常であるとされていますが、両眼で0.7以上の視力があれば日常生活にはそれほど支障はなく、裸眼、または眼鏡やコンタクトレンズを使用した状態で0.7以上の視力があれば運転免許証の取得が可能です。
ただ、本来の意味での視力には、これ以外にも様々なものがあります。例えば、わたしたちが通常「視力」と呼んでいるものは、大抵は自分や対象となる物が静止状態にあるときに測った「静止視力」に当たります。
このほかに、動いている物を瞬間的に見分ける「動体視力」や物体の遠近感・立体感を正しく認識する「深視力」なども視力のひとつで、これらも運転免許証を取得・更新する際のチェック項目のひとつとなっています。
